小学校6年生 秋②
エレベーターから押し出されたわたしは
グイグイと非常扉がある階段まで
連れて行かれた。
非常扉は重く閉じられ
カッターナイフをちらせながら
階段に座れ、と命じた。
何が起こるかわからない恐怖と
目に映るカッターナイフに固唾を飲み
言われるがまま、階段中ほどに座った。
焦る男はスカートの中へ手を伸ばし
下着を剥ぎ取った。
下半身にある激痛、
何をされているのかわからない不安と
もしかしたら殺されるのかもしれない恐怖で
涙は出るけど、助けを呼ぶ声を
出すことはできなかった。
数回に渡りそれが終わった後
男は階段を駆け下り走り去った。
やっと終わった。
殺されなかった。
暫く呆然と動くことができなかった
わたしは、早く家に帰らないといけない!
強くそう思い、下半身の痛みに耐え
血と男の精液でグチャグチャだった
下半身に下着を付け
やっとのことで帰宅した。