生きろ。

みいたろ。の生まれてから今に至るまでの自叙伝。

2018-11-18から1日間の記事一覧

小学校6年生 秋⑤

1週間ほど前に生理が終わったことを伝えると 苦虫を噛み潰したようになった祖母と母。 とても居づらい雰囲気を感じとったわたしは 自室に戻り祖母と母の様子を こっそり伺っていた。 先程の恐怖に合い交じり 自分はこれからどうなるんだろう、 という新たな…

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生きろ。 をご覧いただき ありがとうございます。 更新ですが 日頃仕事をしているため 不定期での更新となります。 休みの日に大量更新となるか また、1週間全く更新ができない可能性もあります。 緩くお待ちいただければ幸いです。 お読みいただき ありがと…

小学校6年生 秋④

シャワーを浴びていると 先程起こったことが フラッシュバックのように蘇り 身体中が震えた。 震えを消し去るように無我夢中で タオルで擦り付けるように洗った。 あの男の人は何をしていたのだろう。 何故祖母は何をされたのか 聞かなかったのだろう。 聞か…

小学校6年生 秋③

帰宅したわたしの異変に 真っ先に気がついた祖母。 「批呂子(仮名/母)! すぐ来て! みいたろ。が大変だ!」 祖母に呼ばれ飛んできた母。 母は髪の毛は乱れ太ももをつたう血を見て 言葉を失ったようだ。 呆然とする母に祖母は 「しっかりしい!」と体を揺さぶ…

小学校6年生 秋②

エレベーターから押し出されたわたしは グイグイと非常扉がある階段まで 連れて行かれた。 非常扉は重く閉じられ カッターナイフをちらせながら 階段に座れ、と命じた。 何が起こるかわからない恐怖と 目に映るカッターナイフに固唾を飲み 言われるがまま、…

小学校6年生 秋①

(ダークな内容です。閲覧注意。) わたしが育った実家は 14階建ての14階。 勿論、エレベーターを利用しなければ 家には帰れない。 (階段を使えば帰れるけど そんな選択肢はまだなかった。) いつも通りの学校帰り。 いつものようにエレベーターに乗った わ…