生きろ。

みいたろ。の生まれてから今に至るまでの自叙伝。

小学校6年生 秋④

 

シャワーを浴びていると

先程起こったことが

フラッシュバックのように蘇り

身体中が震えた。

 

震えを消し去るように無我夢中で

タオルで擦り付けるように洗った。

 

あの男の人は何をしていたのだろう。

何故祖母は何をされたのか

聞かなかったのだろう。

聞かれても答えられなかっただろうけど

エンドレスに頭の中がぐるぐると回る。

 

シャワー浴びて部屋にいる間中

下半身走る痛み、時折襲ってくる恐怖に

ずっと震えていた。

 

暫くすると遊びから帰宅した弟が

「今日はもう少し外で遊んでおいで。」

と言われ、家から追い出されていた。

 

父が帰宅し一旦わたしの顔を見てから

リビングで祖母や母の話を聞いていた。

警察へ行くのか

病院へ行くのか

3人で口論となっていた。

 

頭を冷やすつもりだったのか

父はもう一度探してみると言って

家を出て行った。

 

父が出て行った後、

リビングに呼ばれたわたしは

前回の生理がきた日付を聞かれた。

 

 

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